循環器内科
循環器内科の特徴
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1
急性期対応
循環器救急(急性心筋梗塞、不安定狭心症、心不全など)に24時間365日可能な限り対応します。
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2
心不全・高血圧プロジェクト
心血管疾患予防から心不全の終末期まで包括的医療を行います。
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3
地域医療連携
地域医師会や高次医療機関と連携し首尾一貫した医療を行います。
add_circle高血圧・心不全プロジェクトについて
小松病院は、これまで循環器救急を中心とした中規模急性期病院として地域に貢献してきました。近年、社会の高齢化とともに疾病構造は変化し、心臓病の末期状態としての慢性心不全患者が増え続けています。団塊の世代が75歳以上となる2025年には患者数は120万人を超えると推計されており、一部地域ではすでに心不全パンデミックが生じています。
この状況に対応すべく、2022年より職員全員が携わる心不全高血圧プロジェクトを開始しました。これは循環器内科を中心として、他の診療科と連携し、健康管理センターから緩和ケア科、在宅包括ケア事業部まで含めた多職種による包括的医療を提供することを目指しています。
add_circle循環器内科について
心臓血管病患者さんの特質や社会的背景・信条を尊重し、最新の医学的エビデンスやガイドラインに基づいた標準的医療を行うことで、心臓血管病の一次・二次予防・心臓病からかくれ心不全への進展予防・心不全発症後の再発予防・心不全終末期医療まで、あらゆるステージの心臓血管病患者さんの健康寿命を延伸し、健やかで尊厳ある日々が送れるようサポートします。
急性期対応、心臓カテーテル検査・治療、不整脈に対するカテーテルアブレーション、恒久的ペースメーカー植え込み術、首尾一貫した地域連携など従来の診療を継続しつつ、心不全・高血圧プロジェクトにより地域の循環器診療になお一層の貢献ができるよう努めています。
add_circle対象疾患と実施可能な治療
虚血性心疾患 | 喫煙、高血圧、脂質異常症、糖尿病、慢性腎臓病など生活習慣・生活習慣病が原因で心臓を栄養する血管が動脈硬化によって狭くなったり閉塞したりする病気です。 【治療】 標準的カテーテル治療を積極的に行っています。 経皮的冠動脈形成術、冠動脈ステント留置術、大動脈バルーンパンピング、経皮的心肺補助装置、薬物療法(生活習慣病の管理、抗血小板治療) |
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不整脈 | 突然の動悸をおこす発作性上室性頻拍症、動悸・息切れや脳梗塞の原因になる心房細動に対してカテーテルアブレーションを、失神やめまい・ふらつき、突然死の原因となる徐脈性不整脈にはペースメーカーの植え込み術を積極的に行っています。 【治療】 カテーテルアブレーション、ペースメーカー植え込み・交換術、薬物療法(抗不整脈薬、抗凝固療法) |
心不全 | 心不全の原因疾患をつきとめ、標準的薬物療法を基本に多職種からなる心不全チームが、再発予防から終末期まで包括的医療で患者さんを支えます。 【治療】 薬物療法(急性期治療薬、予後改善薬)、心不全教育入院、栄養指導、リハビリテーション、服薬指導、訪問診療、緩和治療 |
心筋症 | 心臓の筋肉が極端に肥大したり、あるいは薄く弱くなって心不全になったり致死性不整脈を合併する病気。治療は適切な薬物療法によって心不全への進行を抑制することが中心です。肥大心筋に対するカテーテル治療や、重症の心不全例には両心室ペーシング、致死的不整脈を合併すれば植え込み型除細動器が必要になることがあり高次医療機関をご紹介します。 【治療】 薬物療法(急性期治療薬、予後改善薬) |
医師紹介
神畠 宏
循環器内科
関西医科大学医学部・昭和58年卒業
日本内科学会認定医、日本心血管インターベンション治療学会専門医・指導医
酢谷 保夫
総合診療科(循環器内科)
関西医科大学・昭和62年卒業
日本内科学会認定内科医、総合内科専門医、日本循環器学会認定循環器専門医、
日本心血管インターベーション治療学会認定医、日本病院総合診療医学会認定医、
ICD(インフェクションコントロールドクター)
奥村 啓之
循環器内科
東京慈恵会医科大学・平成4年卒業
日本内科学会認定内科医、総合内科専門医、日本循環器学会認定循環器専門医
森谷 信介
総合診療科(循環器内科)
関西医科大学・平成04年卒業
日本内科学会認定内科医、総合内科専門医
三栗 樹子
循環器内科
神戸大学医学部・平成16年卒業
日本内科学会認定内科医、日本循環器学会専門医
林 大樹
循環器内科
奈良県立医科大学・平成20年卒業
日本内科学会認定内科医、日本循環器学会専門医
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
午前 | 奥村 啓之 | 三栗 樹子 | 奥村 啓之 | 林 大樹 | 酢谷 保夫 三栗 樹子 |
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午後 | 渡辺 智彦 | 宍倉 大介 | 坂根 和志 | 森谷 信介 | ||
夜診 |
心臓エコー検査/ホルダー心電図検査・解析機装置
心臓エコー検査について
東芝社製APLIO XG SSA-790A
超音波を利用して、心臓の形や動きの異常を画像や波形にして観察します。当院ではティシュドプラ(TDI)など様々な機能を搭載した、東芝社製APLIO XG SSA-790Aを導入、循環器検査の充実を図っています。
ホルダー心電図検査・解析機装置について
ホルダー心電計
体に小さな装置を24時間装着し、24時間の心電図を記録、解析、診断します。 狭心症や不整脈は症状がない時は診断が難しく、ホルター心電図は24時間の心電図を記録することでこれらの欠点を補うことが出来ます。当院ではフクダ電子社製解析機SCM-510Jを導入し、迅速な診断につなげています。
当院では最新型64列マルチスライスCT(GE社製 LightSpeed VCT)を導入しています。
VCTで心臓(冠動脈)CT検査を行うことにより、安全で確実な冠動脈検査を行うことが可能です。
心臓カテーテル検査は、医師、診療放射線技師、看護師、臨床工学技士などのチームで構成されています。チーム医療で連携した検査の効率化と医療サービスの向上に努めてまいりますので、ご安心して検査を受けて頂けるようにスタッフ一同、準備しております。 ご不明な点は、当院へお尋ねください。
心臓カテーテルとは
対象となる疾患
- 胸の中央が締め付けられるような痛みが30分以内で起こり、時に下あごや左肩にも放散します。
⇒狭心症などの虚血性心疾患が疑われます。 - 激しい痛み、冷や汗を伴うような激しい痛みが30分以上続く
⇒心筋梗塞や大動脈解離が疑われます。
病状がなくても心電図やエコーで、異常がみられた方も時に対象となります。
このような方は治療をオススメします
狭心症や心筋梗塞(虚血性心疾患)に対しその血管の状態を調べるため心臓カテーテル検査を行います。
虚血性心疾患の治療には大きく
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- 薬物治療
- 冠動脈風船治療法
- 外科的バイパス術
に分かれます。患者さんにとって最適の治療方針決定をしたり、病気に対する理解を深めるために心臓カテーテル検査をおこないます。
循環器デジタルX線システム島津製作所製 DIGITEX safire HF
心臓カテーテル操作室
種類
冠動脈造影:心臓の筋肉を栄養する血管(冠動脈)を造影剤を使ってその狭窄(血流状態、細くなっている状態)の有無を調べます。冠動脈インターベンション:冠動脈の細くなったところや 詰まったところに風船やステント(金属の網)を入れることでその部分を拡張し血流を改善します。
方法
手や足の付け根から カテーテルを挿入します。検査は局所麻酔下で行い、約1時間弱で終了します。麻酔時局所の痛みはありますが、検査中、痛みはありません。検査後は数時間の安静と点滴が必要です。
検査装置
当院ではフラットパネルという最新のデジタルアンギオ装置を使って検査いたします。
合併症
1955年にソーンズ医師によりカテーテルが始められ、その後、世界中で検査成績の科学的検討、検査法の改良と技術的革新により患者さんの苦痛や合併症は著しく減少しました。合併症には 血栓症やアレルギー、放射線障害、出血などがあり合計で1%程度ですがゼロにすることは残念ながら未だできていません。患者さんおよびご家族の方々は危険性をよく理解し検査に望んでください。私たち医療サイドは常に危険性を最小にするべく努めております。
費用および受診の流れ
心臓カテーテル検査の入院費用は2泊3日入院 3割負担の方で約80,000~150,000円です。
追加検査の内容により負担額が変わります。
1 外来受診
2 前検査 ※原則2泊3日の入院になります。
3 入院
4 心臓カテーテル検査(検査時間は約1時間です)